1. 横書き誕生 - 日本語表記の近代 -

    • 著者 屋名池 誠
    • 2003年11月20日第1刷発行
    • 岩波書店
    • ISBN4-00-430863-1

    感想

    岩波新書です。

    額や看板などで、システムとしては縦書きだけど文字が一つだけで右からの横書きのように見えるという話がありますよね。

    これは知ってましたが、「右横書き」というのが、近代の日本語の変遷の中で確かにかつてあったのですなぁ。

    これを誤解して、戦争末期に右横書きこそが日本の伝統であるとして、これを普及/強要するなどの歴史が紹介されていて、興味深かったです。

    他人に思考停止を強いるような強い主張ほど(実は)根拠は弱かったりするものかもしれません、ね。

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  2. 代数学から学ぶ暗号理論

    • 著者 宮地 充子
    • 2012年3月10日第1版第1刷発行
    • 日本評論社
    • ISBN 978-4-535-78679-0

    感想

    ソフトウェアを実装するのに際して理論を勉強しようとすると、書いている方とは観点が違うので、「まぁ理論はいっか」となることがあります。この本は実装する人がどういうことよ? と考える観点が述べられていて、とても勉強になります。

    特に、第五章、「楕円曲線の座標系」、第六章「楕円曲線の構成」がありがたい。

    期待したいこと

    教科書として使うような書籍については、正誤表が出版社もしくは著者関連で提供されることが望まれます。

    まだ、時間が経ってないからか、日本評論社のサイトには正誤表がありません。

    関連分野で特許(それがロイヤリティを取らないことを宣言していない)を出願しているというような方が著者に含まれていると、書籍の中での記述に地雷がないか心配になるので、著者紹介に「ソフトウェア特許反対を貫いている」とか「過去に特許を出願したことを悔いている」などと示されていることが望まれます。

    気になった点いくつか

    とりあえず気がついたところ。

    • pp. 1: NP完全問題についての記述が短すぎるか。余白があるからもう少し書いても良いような。

    • pp. 65: 「加算には依存しないことが分かる。」は意味は類推できるが文章がよろしくない。「加算では」あるいは「加算は」。

    • pp …

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  3. キーボード配列 QWERTY の謎

    • 著者 安岡孝一 + 安岡素子
    • 2008年3月18日初版第1刷発行
    • NTT出版
    • ISBN 978-4-7571-4176-6 C0054

    感想

    安岡さんが、こんな本を出していたとは知らなかった。一読の価値ありだと思います。他にも目のウロコを確認しなくてはという気持ちになりました。

    むーん。坂村さんの話を信じてたよ、あたしゃ。

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